Obelix Trophy Race Report 5月2日  

Z.5月2日 レース2日目強風でノーレース、ジャパニーズパーティーのこと


8時起床。相変わらずの強風でフォアステイに上げた日の丸も千切れそうだ。この風では、マリーナから出ることもできないだろう。

8時30分にクルー全員の昼食の弁当(サンドイッチ)買出しにマリーナ内のカフェに行く。長さ40cm位のフランスパンのサンドイッチ14本とコーラ、水、チョコバーも14本買う。サンドイッチが出来上がるまでカフェで朝食。

9時に艇に帰るとクルー全員集合していた。ちなみにクルーは、近郊にもっている別荘や身内の家に泊まっているようで、原さんと僕以外は、誰も船には泊まっていない。

レーススタートが1時間延期の連絡があり、マストチューニングを再度行なう。

IMX45は、マストに油圧ジャッキがついているようだが、こちらは手作業のためパワー不足でなかなか苦労する。

強風が治まらず、延期の連絡がたびたび入っていたが、14時に今日はノーレースと決まる。昨年、強風のレースで、何人かの死亡事故があり、40ノット以上では、レースを中止するようになったらしい。

今晩は、MPRO主催の手巻き寿司パーティーをクルーが近郊にもっている別荘で開催する予定なので、現地集合として一度解散。

こちらも、オーナーと料理人の裕次郎が宿泊しているホテルに集合して、スーパーに食材の買出しに出かける。

米、野菜、魚、海老、貝柱、シーチキン、マヨネーズなど購入
あとの食材は日本から持参している。寿司酢の他、本物の吟醸酒を味わって欲しいので日本酒は、「千寿」を2升リックに担いでできた。山葵に海苔も200枚持参。
夕方、レンタカーに食材を山と積んで、別荘に向かう。

 
 30分ほど走り、別荘に到着するが、美しい大西洋の海岸線に面した最高の場所にありビックリする。家の前は砂浜が続き同じような別荘が並んでたっている。

海岸線に見渡す限り砂浜で、瀬戸内海の海岸線に必ず沈められているテトラポットは、一切見当たらない。ここは、家族が持っていた別荘で200年の歴史がある家だそうだ。



手巻き寿司パーティさっそく、裕次郎が大ナベで米を炊き、寿司飯を作り、寿司パーティーの準備をする。

テーブルに寿司飯、手巻きの具や日本料理を並べクルーの家族達も駆けつけ手巻き寿司パーティー。手巻き寿司を実演したあと皆で自由に食べてももらう。面白がっていろいろな具を試していた。錦糸玉子とピンク色の「そぼろ」を珍しそうにしていた。

1人は、割り箸を完璧に使いこなしていたが、ベトナムで仕事をしていたことがあるそうだ。

夕食のあと、寿司パーティーに大感激のクルー一同から、岡本オーナーにブルターニュの漁師が着る伝統の服をプレゼントされる。

フランスの英雄、エリック・タバルリがヨットでは必ず着ていたそうだ。


その日は、クルー一同その家に泊まり、日本人チームは、車でマリーナまで帰った。


フランスで飲酒運転が禁止されているかどうかは一同気にしないことにした。

原さんは、今回、レンタカーで170Kmで走っているところをスピード違反で止められたそうだが、いきなり英語、フランス語のよくわからない外人になり許してもらったそうだ。最近、スピード違反の処罰が厳しくなり、50Kmオーバーは免許取り消しになるのでよく許してもらえたものだと、フランス人のクルーがビックリしていた。

      
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